変えるのは制度か、それとも言葉か?女性政治家たちの挑戦

傍聴席のざわめきが、一瞬だけ止んだ。
ある地方議会の委員会室で、たった一人の女性議員がマイクを握っていた。
彼女が提出した陳情書は、シングルマザー向けの就労支援拡充を求めるもの。
しかし、男性議員たちから飛んでくるのは、「個人の努力の問題だ」「前例がない」という見えない壁のような言葉ばかりだった。

その時、彼女は用意していた原稿から目を離し、傍聴席を見つめてこう言った。
「前例がないのは、私たちがこれまで政治の場で声を上げられなかったからです」。

この光景は、特別なものではない。
日本の政治の現場で、今も無数に繰り返されている現実の一コマだ。
私たちは、社会を変えるためには「制度」を変えなければならないと教わる。
法律、条例、予算。
それらが社会の骨格を作っていることは間違いない。

しかし、その制度を動かすのは一体何か。
変えるべきは、本当に制度だけなのだろうか。
それとも、制度を動かす私たちの「言葉」なのだろうか。

この記事は、ジャーナリストである私が追い続けてきた、女性政治家たちの現場での闘いの記録である。
彼女たちが、いかにして冷たい「制度」の壁に、「言葉」という熱を持った槌を打ち付け、現実を動かしてきたか。
その力学を解き明かすことで、政治が「遠い支配構造」ではなく、「自分が関わることのできる現場」へと変わる瞬間を目撃してほしい。
声は、届くだけでは意味がない。
響いて、変わってこそ政治になるのだから。

なぜ議席は増えないのか?―数字と「空気」が示す現在地

まず向き合わなければならないのは、不都合な現実だ。
日本の政治がいかに世界から取り残されているかを示す、いくつかの数字がある。

数字の壁:世界から取り残される日本の現状

世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数2024」。
日本の総合順位は146カ国中118位という、先進国として到底受け入れがたい結果だった。
中でも深刻なのが政治分野で、その順位は118位。
衆議院における女性議員の割合は、わずか10%台。
これは世界の平均を大きく下回り、多くの国が当たり前に進めている「政治の男女同数」には、あまりにも遠い現在地だ。

数字は、客観的な事実を突きつける。
この国の意思決定の場は、極端に男性に偏っている。
これが、あらゆる議論の出発点となる。

制度の限界:クオータ制という“劇薬”を巡る攻防

この状況を打破する「劇薬」として、世界130カ国以上で導入されているのが「クオータ制」だ。
議席や候補者の一定割合を、女性に割り当てる制度である。
効果は明らかで、導入した多くの国で女性議員比率は飛躍的に向上した。

しかし、日本では「逆差別だ」「能力のない女性議員が増える」といった抵抗が根強く、導入には至っていない。
2018年に施行された「政治分野における男女共同参画推進法」も、政党に候補者数の男女均等を「努力義務」として課すに留まり、罰則のない理念法に過ぎないのが実情だ。

制度というハードルがいかに高いか。
そして、その手前で議論がいかに行く手を阻まれているかが見て取れる。

声を封殺する「空気の壁」

だが、数字や制度以上に厄介なのが、議会や社会に蔓延する「空気の壁」の存在だ。
私が取材してきた多くの女性議員は、異口同音にその存在を語る。

  • 政策議論の最中に、容姿を揶揄するような性的なヤジが飛ぶ。
  • SNSを開けば、「女のくせに」「母親失格」といった誹謗中傷が殺到する。
  • 支援者を名乗る男性から、執拗な食事の誘いやストーカーまがいの行為を受ける。

内閣府の調査によれば、地方議会の女性議員の実に6割近くが、何らかのハラスメント被害を経験しているという。
これは単なる「個人の問題」ではない。
女性を政治の舞台から引きずり下ろし、その声を封殺しようとする、構造的な圧力だ。
この息苦しい「空気」を変えない限り、どんな制度を作ったところで、真の意味で女性が政治に参加することはできないだろう。

現場からの報告:言葉は、こうして政治を動かした

絶望的な現状を前に、しかし、彼女たちは諦めなかった。
制度の壁や冷たい空気に屈するのではなく、自らの「言葉」を武器に、少しずつ、しかし確実に現実を動かしてきた。

事例1:「当事者」の言葉が条例を動かすまで

ある市議会で、性暴力被害者の支援を求める条例案が長らく塩漬けになっていた。
予算がない、専門家がいない。
男性議員たちは、できない理由を並べるばかり。

その流れを変えたのは、自らも被害経験を持つ一人の女性議員の言葉だった。
彼女は議場で、誰かを糾弾するためではなく、ただ静かに、自分の体験と、相談窓口に駆け込んできた他の被害者たちの声を語り始めた。
それは、データや理屈では決して伝わらない、「当事者」のナマの言葉だった。

その言葉は、議会の空気を震わせた。
これまで対岸の火事のように捉えていた男性議員たちが、初めてその問題を「自分の地域の、一人の人間の痛み」として受け止めた瞬間だった。
その後、議論は急速に進展し、条例は全会一致で可決された。
言葉が、共感を生み、政治を動かした典型的な事例だ。

事例2:SNSが可視化した「名もなき声」のうねり

政治を動かす言葉は、必ずしも議場だけで生まれるわけではない。
職場で女性にのみハイヒールやパンプスの着用を義務付ける理不尽なルール。
多くの女性が内心で抱えていたこの違和感に、「#KuToo」という名前が与えられた時、それは社会的なムーブメントへと姿を変えた。

SNS上にあふれた「足が痛い」「なぜ女性だけ」という無数の「名もなき声」。
その声のうねりが、一人の女性議員を動かした。
彼女は集まった声を背に国会でこの問題を取り上げ、政府に見解を問いただした。
すぐさま制度が変わるには至らなかったが、この一連の動きは、それまで「マナー」や「個人的な我慢」の問題とされていたことを、紛れもない「政治の課題」として可視化させたのだ。

事例3:言葉の再定義 ―「ケア労働」を政治の中心へ

育児、介護、看護。
これまで「家庭内の問題」や「女性の愛情奉仕」として片付けられてきた労働がある。
「ケア労働」と呼ばれるこれらの営みを、「社会のインフラを根幹で支える、不可欠な労働である」と位置づけ直す。
この言葉の再定義こそ、新しい政策を生み出すための強力な武器となる。

コロナ禍で、エッセンシャルワーカーの重要性が叫ばれたが、その多くを担っていたのが女性だった。
「ケア労働なくして、社会は一日も回らない」。
この当たり前の事実を、政治家たちが繰り返し語り続けることで、ようやく保育士の待遇改善や介護離職ゼロに向けた政策が、政治の中心課題として議論されるようになってきた。
言葉が問題のフレームを変え、政策の優先順位を塗り替えたのである。

こうした言葉を武器にした闘いは、近年始まったものではありません。
例えば、アナウンサーとしての経験を活かし、その明確な語り口で国政の場に立った教育や文化政策の分野で発信を続けた畑恵氏のように、専門的な知見と言葉の力で粘り強く政策を訴え続けた先人たちの存在が、今日の議論の土台を築いてきた側面もあります。

参考: 畑恵(ハタケイ)|政治家情報|選挙ドットコム

「言葉」が「制度」に変わるメカニズム

現場の事例は、私たちにあるメカニズムの存在を教えてくれる。
それは、「言葉」という無形の力が、いかにして「制度」という有形の社会ルールへと結晶化していくかのプロセスだ。

第1段階:フレーミング ― 問題に“名前”を与える

すべての変化は、名もなき現象に「名前」を与えることから始まる。
かつて、「セクシャル・ハラスメント」という言葉は日本に存在しなかった。
職場での性的な嫌がらせは、「よくあること」「我慢すべきこと」として、個人の問題に矮小化されていた。

しかし、この言葉が輸入され、社会に定着したことで、初めてそれは「人権侵害」であり「社会で解決すべき構造問題」なのだという輪郭(フレーム)が与えられた。
言葉による「フレーミング」こそが、社会変革の第一歩となる。

第2段階:ナラティブ ― 共感と連帯の“波”を起こす

次に起こるのは、共感の「波」だ。

MeToo運動が示したように、一人の勇気ある告白、すなわち個人の「物語(ナラティブ)」が、同じ痛みを抱える無数の人々の心を動かす。

「私も同じ経験をした」「黙っていてはいけない」。
SNSなどを通じて共有されたナラティブは、孤独だった個人を繋ぎ、大きな連帯のうねりを生み出していく。

この段階では、理屈や正論よりも、人の心を揺さぶる物語の力が決定的な役割を果たす。

最終段階:法文化 ― 言葉を社会の“ルール”に刻む

そして最終段階で、その言葉と物語は、社会の恒久的な「ルール」へと刻まれる。
セクハラが社会問題として広く認識された結果、男女雇用機会均等法が改正され、企業に対策が義務付けられた。
社会の意識という「空気」の変化が、ついに「制度」という具体的な形に結実する瞬間だ。

このプロセスを見れば、「制度か、言葉か」という問いがいかに不毛であるかが分かる。
言葉が人々の意識を変え、その意識が制度を動かす。
両者は対立するものではなく、連動する車の両輪なのだ。

私たちは、傍観者でいることをやめられるか

ここまで、政治の現場で闘う女性たちの姿を追ってきた。
しかし、この物語の登場人物は、彼女たちだけではない。
この記事を読んでいる、あなたもだ。

あなたの違和感も“政治”である

「政治」と聞くと、多くの人が国会や選挙といった、遠い世界の出来事を思い浮かべるかもしれない。
だが、本来の政治はもっと身近なものだ。

あなたが職場で感じる理不尽。
地域社会で感じる息苦しさ。
子育てをしながら感じる孤独。

その一つひとつの違和感こそが、政治の出発点だ。
「これはおかしい」と感じるその気持ちに蓋をせず、言葉にしてみること。
それが、社会を変えるための最も小さく、しかし最も重要な一歩となる。

対話を恐れない ― 分断を越える言葉の架け橋

もちろん、声を上げればすぐに社会が変わるわけではない。
時には、激しい反発や批判にさらされることもあるだろう。
意見の違う相手と、どう向き合うか。
分断が叫ばれる今の時代にこそ、私たちは「対話」を諦めてはならない。

相手を打ち負かすための言葉ではなく、理解し合うための言葉。
異なる立場や背景を持つ人々との間に、辛抱強く「橋」を架けるような言葉。
それこそが、社会をより良い方向へと動かす力になるはずだ。

声を上げた人の未来が報われる社会へ

最も重要なのは、声を上げた人が、その勇気を後悔しない社会を作ることだ。
声を上げた結果、仕事を失ったり、コミュニティから孤立したり、心を病んだりすることがあってはならない。
むしろ、その勇気が「よくぞ言ってくれた」と称賛され、報われる社会。

そのために、私たち一人ひとりができることがある。
誰かが勇気を出して声を上げたら、その声に耳を傾けること。
「いいね」を押すこと。
友人や家族と、その問題について話してみること。
その小さな連帯の積み重ねが、声を上げた人を守り、次の声を上げる人を育む土壌となるのだ。

まとめ

この記事で明らかにしてきたことを、改めて振り返りたい。

  • 日本の政治は、ジェンダーギャップという点で世界から大きく遅れをとっており、その背景には制度的な壁と、女性の声を封殺する「空気」が存在する。
  • しかし、多くの女性政治家たちは、自らの「言葉」を武器に、当事者としてのナラティブを語り、問題に新たな名前を与えることで、現実の政治を動かしてきた。
  • 「言葉」が「制度」に変わるまでには、「フレーミング」「ナラティブ」「法制化」というメカニズムが存在し、両者は対立するものではなく、連動する両輪である。

変えるのは制度か、それとも言葉か。
答えは、どちらか一方ではない。
熱を持った言葉がなければ、冷たい制度の扉は開かない。
そして、開かれた扉の先にある新しい制度が、次の言葉を生む人々を守り、支える。

傍観者でいるのは、もう終わりにしよう。
あなたの心の奥にある、まだ言葉になっていない何かを、解き放つ時が来たのかもしれない。

声を上げた人の未来が報われる社会を、まだ諦めたくない。

若い読者にもわかる神社本庁の基礎講座:意外と身近な神道の話

みなさんは、初詣や七五三、お祭りなど、神社にまつわる行事に参加したことがあるのではないでしょうか。

実は、これらの神社での行事や伝統が、今日まで大切に受け継がれてきた背景には、「神社本庁」という組織の存在があります。

私は30年以上にわたり、神社や寺院の文化財保護に携わってきました。今回は、若い読者のみなさんに、この「神社本庁」について、歴史や文化の視点から、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

この記事を読むことで、普段何気なく参拝している神社の仕組みや、その背後にある深い歴史と文化について、新しい発見があるはずです。また、神社との付き合い方や楽しみ方についても、具体的なヒントが得られることでしょう。

神社本庁とは何か

全国の神社を結ぶ「本庁」の役割と概要

神社本庁という名前を聞いて、「なんだか難しそう」と感じる方も多いかもしれません。でも、実はとても身近な存在なのです。

全国の神社本庁組織について詳しく知りたい方は、神社本庁の地方組織である東京神社庁のウェブサイトも参考になります。

神社本庁は、全国約8万社の神社をまとめる中心的な組織です。東京都渋谷区にある本庁を中心に、全国の神社をネットワークでつなぎ、神道の伝統や文化を守り、継承していく重要な役割を担っています。

┌──────────────┐
│   神社本庁   │
└───────┬──────┘
        ↓
┌──────────────┐
│   都道府県   │
│   神社庁    │
└───────┬──────┘
        ↓
┌──────────────┐
│   各神社    │
└──────────────┘

この図が示すように、神社本庁は階層的な構造を持ち、都道府県神社庁を通じて各神社と連携しています。

神社本庁の組織構造と神職の働き

神社本庁には、様々な部署があり、それぞれが重要な役割を果たしています。

部署名主な役割
教学部神道の教えや儀式の研究・指導
文化部神社の文化財保護・管理
広報部神社の情報発信・普及活動

特に注目したいのは、神職(神主さん)の育成と支援です。神職は神社での儀式や行事を執り行う専門家ですが、その育成には長年の研鑽が必要です。神社本庁は、神職の養成機関である「皇學館大学」や「國學院大學」と連携し、次世代の神職を育てています。

なぜ若い世代に知ってほしいのか

「でも、なぜ私たち若い世代が神社本庁について知る必要があるの?」

そう思われる方もいるかもしれません。その理由は、私たちの日常生活と深く結びついているからです。

例えば、友人の結婚式で神前式を選んだり、就職活動の際に神社に合格祈願に行ったり、新生活が始まるときに交通安全のお守りを購入したり。これらの機会すべてに、神社本庁の取り組みが関わっています。

若い世代が神社本庁について理解を深めることで、日本の伝統文化をより身近に感じ、自分なりの形で関わっていくきっかけになるのです。

神社本庁が支える神道の基本

神道の成り立ちと制度化への歩み

神道は、日本古来の自然崇拝や祖先信仰から発展してきた日本固有の信仰体系です。

【古代】→【中世】→【近世】→【明治】→【現代】
自然崇拝   神仏習合   藩府制度   国家神道   神社本庁

特に明治時代以降、神道は大きな変革を経験しました。1946年に神社本庁が設立されてからは、民間の宗教法人として、より身近な存在として歩みを続けています。

「神様」「祭神」「社殿」など基本用語の解説

神社に関する用語は、若い方々にとってはなじみの薄いものも多いかもしれません。ここで、基本的な用語をわかりやすく解説しましょう。

祭神(さいじん)は、その神社でお祀りされている神様のことです。例えば、京都の伏見稲荷大社では、稲荷大神(いなりおおかみ)をお祀りしています。

社殿(しゃでん)は、神様をお祀りする建物の総称です。普段私たちが目にする神社の建物そのものを指します。

これらの用語を知ることで、神社参拝がより深い体験になるはずです。

神社は何を大切にしているのか:伝統と地域性

神社が大切にしているのは、「地域との結びつき」です。これは私が30年以上の調査研究で実感してきたことでもあります。

神社は単なる建物ではありません。その土地の歴史や文化、人々の願いや祈りが集まる場所なのです。例えば、京都の八坂神社の祇園祭は、疫病退散の祈りから始まった祭りが、地域の人々によって千年以上も守り継がれてきました。

神社本庁は、このような各地の神社の特色や伝統を尊重しながら、支援を行っています。まさに「つながりを守る」ことを大切にしているのです。

身近な神社とのつながり

地方神社と神社本庁の関係:統括と現場の連携

私が文化財保護の仕事で全国の神社を訪れてきた経験から、興味深い発見があります。

それは、どんなに小さな神社でも、地域に根ざした独自の魅力を持っているということです。

神社本庁は、このような地方の神社それぞれの個性を大切にしながら、以下のような支援を行っています:

┌───────────────────┐
│    神社本庁      │
│  ・規範の制定    │
│  ・研修の実施    │
│  ・情報の共有    │
└────────┬──────────┘
         ↓
┌───────────────────┐
│   地方神社       │
│  ・地域の祭礼    │
│  ・伝統の継承    │
│  ・地域との交流  │
└───────────────────┘

神社参拝で出会う神職:宮司や禰宜の役割

神社に行くと、神職(しんしょく)の方々がおられますが、それぞれに重要な役割があります。

役職主な役割若い参拝者との関わり
宮司神社の最高責任者として祭祀を統括七五三や成人祭での祝詞奏上
禰宜宮司を補佐し、日常の祭祀を担当お守りの授与や参拝案内
権禰宜禰宜を補佐し、実務を担当授与所での対応や行事準備

私が取材で出会った若手の神職の方々は、SNSでの情報発信や、若い参拝者向けのイベントの企画など、新しい取り組みにも積極的です。

日常生活の中にある神道行事と年間行事の魅力

神社の行事は、実は私たちの生活リズムと深く結びついています。

================

▼ 主な年中行事 ▼

  • 1月 初詣(はつもうで):新年の安全と幸せを祈願
  • 2月 節分祭:邪気を払い、福を呼び込む
  • 3月 桃の節句:女児の健やかな成長を祈る
  • 5月 端午の節句:男児の健やかな成長を祈る
  • 7月 七夕祭:願い事を込めて星に祈る
  • 11月 七五三詣:子どもの成長を感謝し祝う
  • 12月 大祓(おおはらえ):一年の穢れを祓う

初心者にもわかる参拝作法と楽しみ方

初詣やお祭りの正しい参拝マナー

「参拝の仕方がわからない」という声をよく聞きます。実は、気負う必要はないのです。

基本的な参拝の流れをご紹介します:

【鳥居をくぐる】
      ↓
【手水舎で清める】
      ↓
【参拝】二拝二拍手一拝
      ↓
【静かに退出】

大切なのは、神様に対する「感謝の気持ち」です。形式にとらわれすぎる必要はありません。

御朱印収集や神社巡りを通じて学べること

私自身、休日には御朱印収集を楽しんでいます。実はこれ、若い方々の間でも人気の神社の楽しみ方なのです。

御朱印は単なる「スタンプラリー」ではありません。その神社の歴史や特徴が、美しい筆文字とともに記されるスピリチュアルな芸術です。


◆ 御朱印の基本知識 ◆

  • 御朱印帳は神社で購入可能
  • 通常300円~500円程度
  • 参拝後に授与所でいただく
  • スマートフォンでの撮影は遠慮する

若い読者におすすめの神社巡礼ルート

私のおすすめは、テーマ性のある神社巡りです。例えば:

📝 学問の神様を巡るコース

  • 京都・北野天満宮
  • 東京・湯島天満宮
  • 大阪・大阪天満宮

💡 良縁祈願の神社めぐり

  • 東京・東京大神宮
  • 京都・地主神社
  • 福岡・竃門神社

学術的アプローチで見る神道文化

史料から読み解く神社の歴史と由緒

30年以上の文化財保護の経験から、神社の歴史を紐解く醍醐味をお伝えしたいと思います。

例えば、古文書には当時の人々の祈りや願いが生々しく記されています。江戸時代の疫病流行時、神社で行われた祈祷の記録からは、現代にも通じる人々の祈りの形が見えてきます。

神道と地域伝承が交わるところ:事例紹介

神社は、地域の民話や伝説の宝庫でもあります。

🔍 伝承と史実の関係性

【民間伝承】→【神社の由緒】→【歴史的史料】
     ↓            ↓            ↓
 口承の物語   神社の記録   公的な記録

執筆者の取材体験:神社本庁主催行事の参加レポート

私が最近参加した神社本庁主催の「若手神職育成プログラム」では、伝統と革新の両立に取り組む姿を目の当たりにしました。

印象的だった取り組み

  • SNSを活用した神社情報の発信
  • 若者向け参拝マナー講座の開催
  • 伝統行事のオンライン配信

まとめ

神社本庁と神道文化は、私たちの生活に寄り添い続けています。歴史の重みを感じさせる伝統行事から、現代的なコミュニケーション方法まで、時代に合わせて進化を続けているのです。

若い読者のみなさんには、神社を「自分なりの方法」で楽しんでいただきたいと思います。御朱印集めでも、写真撮影でも、歴史探訪でも構いません。

大切なのは、そこに込められた想いに触れること。そして、その体験を通じて、日本の文化や伝統への理解を深めていただければ幸いです。

神社本庁という組織の存在を知ることで、普段何気なく参拝している神社の新たな一面が見えてくるはずです。ぜひ、この記事を参考に、みなさんなりの神社との関わり方を見つけてください。

徹底した学力強化に尽力する富士学院

富士学院は大学の医学部を目指す学生の予備校として非常に有名なところであり、多くの合格者を輩出していることも評価されていますが、その理由は基本的な指導方針が非常に特色のあふれるものであることがポイントとなっています。
一般的に医学部予備校の場合には高い学力を持っている学生のみを受け入れ、受験に合格するための専門的な指導を行うことが中心となりがちですが、富士学院では学力を問わずに学生を受け入れている点がポイントとなっているのです。

富士学院の特徴

その理由は医学部や自分の学力を向上させると言う目標を持った学生に寄り添い、徹底して指導を行うことで本人の学力を向上させ目標を達成させると言う部分に非常に力を入れていることによるもので、その結果多くの合格者を生み出していることになります。
医学部に合格したいと言う思いは学力の高い学生だけが持つものではなく、何らかの事情で現在の学力が低い場合でも医学部を目指したいと言う思いを持つ人も少なくありません。
現在の成績が悪いのには様々な理由があり、その中には自分に合った学習方法を習得することができないと言うケースも多いものです。
この学習方法を自分なりに学ぶことも学力向上の1つの重要なポイントとなっており、まずはその方法を見つけることも1つの重要な部分であると考えているのがこの予備校の特徴です。

富士学院の指導方法

富士学院の指導方法は近年流行のその他の予備校とは異なり、教え込むと言う従来のスパルタ的な要素を持っている部分にあります。
スパルタと言うと強制的と言う印象を持つ人も多いのですが、自分で学力を高めるための方法を見出せない学生にとっては、自分が理解できるまで何度も繰り返し指導を受けることが非常に重要な方法となっています。
しかも一般的な学習方法ではその場では理解をしたように見えても、本番で実力を発揮できないと言うことが多くこれは十分にその理解を深めていないことが要因であると考えられます。
入試問題等では一般的な公式であってもその見方を変えて出題がされることが多く、理解を深めていなければこれらの問題に対応をすることができません。
そのため通り一遍の理解ではなく、十分にその内容を習得することに力を入れているのも特徴となっています。

対外的な公表の情報も非常に正確で真摯

富士学院は学生一人ひとりの学力を現在よりも高めることを最も重要な目標としており、そのために対外的な公表の情報も非常に正確で真摯なものとなっているのが特徴です。
最近では予備校の学生の獲得合戦も非常に厳しいものとなっており、その魅力を訴えるための志望校合格率も様々な方法を用いて実績を誇示するところが増えているのが実態です。
例えば医学部の合格者数を表示する場合にその中に薬学部や歯学部といった他の学部の合格者数を含めていたり、また数字を水増しするといった悪質なケースも実際には存在しています。
多くの学生はその実績を踏まえて自分が満足できる学習をすることができると期待して入学することが多いので、この部分は正確な数字を出すことが非常に重要なポイントとなっていますが、実際には営業的な部分が先立つと言う予備校も多いため、必ずしも正確な数字を発表しているとは限りません。
富士学院はこのような部分でも学生やその親御さんを惑わすことなく、安心して学習をすることができるよう正確な数字を発表しているのがポイントとなっています。

中学生や高校生なども積極的に指導を受けている

富士学院は基本的には医学部を目指す浪人生の学習する場所となっていますが、それだけではなく中学生や高校生なども積極的に指導を受けている点が特徴です。
一般的に医学部予備校の場合には現役の中学生や高校生を受け入れずに浪人生だけを受け入れていると言うところが多く、現役の中学生や高校生がこの中に入るとモチベーションの低下を招いてしまうと考えているところも少なくありません。
しかし現実にはその逆で現役の中学生や高校生にとっては、医学部を目指している浪人生たちが必死で勉強をしている雰囲気や空気を感じ取ることができ、自分自身にとって強い刺激を得ることができる環境を作り出すことができます。

論理的にも分析されたものが揃っている

さらに浪人生にとっても中学生や高校生が現役時代から高い意識を持って学習をしている様子を見ることで自分自身のやる気を増幅させることができ、双方に良い刺激を与えるものとなっています。
実際の学習指導方法はこのような環境に基づいて本人のやる気を引き出すと言うものだけではなく、論理的にも分析されたものが揃っているのがポイントです。
数多くの合格者を指導し医学部の受験に精通したプロ講師の指導を始め、これまで行ってきた様々な指導方法による科学的な分析なども生かして合格率を高めるための合理的な指導を行っているのがポイントとなっています。

まとめ

個々の生徒の様々な情報を講師や学校長が共有し、これに対する対応方針を知恵を出し合って総合的に生み出していることも他校にはないポイントとなっており、様々な総力を結集して生徒を医学部合格に導くための体制を整えているのが多くの生徒に信頼される理由です。